研究&支援Consulting

共同研究・統計相談

研究の始まりから終わりまでサポートします

私たちは分野や種類を問わず、幅広い種類の研究を日々サポートしています。
もちろん研究の計画段階からのご相談いただくことがいちばんですが、データの解析で悩んでいる、論文投稿後に査読者からの要求に対応できなくて困っている等、さまざまなパターンのご相談をお受けしていますので、よければご相談ください。

臨床試験の支援

無作為化比較試験などの介入を伴う臨床研究を行う際には、非常に綿密な研究計画と準備が必要になります。また実際に試験が始まると、割り付けプログラムの運用やデータのモニタリング等、非常に煩雑な作業がつきまといます。そしてデータが集まると、それらをクリーニングし、計画通りに解析し、適切に報告する必要があります。また指針や法規制への対応も必要となるため、幅広い知識が求められます。これらの手順をすべて研究者自身が行うことは非常にハードルが高く感じられることと思います。
当教室では、経験豊富な教員が最終的なゴールを見据えて、研究デザインや解析方法、それに必要となるデータの集積方法やその他対応についてもアドバイスさせていただきます。また、Webベースでのデータ集積システムであるREDCapを活用し、研究対象者の組み入れ、試験薬への割り付け、他機関からのデータの集積を一括して行うことを推奨しています。そして集積されたデータが適当なものかどうかプログラムで確認し、各施設へクエリを発行するといったシステムを活用して、臨床研究を効率的に行う取組みも行っています。
ぜひ計画中の臨床試験にお悩みがある方や、臨床研究をより効率的に、そして質を高めたいと思われている方は、ぜひご相談ください。

観察研究などの支援

電子カルテや日々の診療で得られる情報などを利用した研究を行う場合、無作為化システムなどは利用しませんが、基本的には臨床試験と同じように、研究計画からデータ収集、そして解析まで様々なところに注意を払う必要があります。特に無作為化が行われていない研究であるため、結果にバイアスが生じないように、より複雑な解析が必要となることがほとんどです。さらに、レセプトデータやDPC(Diagnosis Procedure Combination)などの膨大なデータを活用する際には、事前に目的の解析に沿ったデータクリーニングが必要になりますが、ここが大きな非常に大きなハードルとなることがあります。
その反面、日常から得られた情報を利用することで、臨床試験では得られない日常臨床における処置の効果を汲みとることが出来ることも観察研究の魅力です。当教室では、既存情報を用いた研究ならではの性質や制限を考慮しながら、既存の情報から価値を引き出せるようにフォローを行っています。レセプトデータやDPCデータなどのビッグデータの扱いに習熟している教員もおりますので、不安がある方はご相談ください。

民間企業とのコラボレーション

私たちの教室では、これまでも様々な製薬会社をはじめとする民間企業からのご依頼を受けており、様々なコラボレーションを行っております。臨床試験も観察研究も、幅広い専門性をもった教員が柔軟に対応可能です。またDPCやレセプト情報などのビッグデータを利用した解析についてもご依頼を受けておりますので、必要があればご相談ください。
また製薬企業などが支援する臨床研究においてもREDCapは利用頂けますので、ご関心のある方はぜひご相談ください。