よくある質問Frequently asked questions
教育活動について
-
どのような入学方法がありますか?
修士課程、博士課程、科目等履修生の3通りがあります。詳しくは入学希望の方へをご参照ください。
-
社会人大学院生は受け入れていますか?
-
修士課程入学について、卒業学部などは関係ありますか?
卒業された学部や専門分野は関係ありません。医療分野の学部を卒業された方から、数学科を卒業された方まで、幅広く在籍・卒業しています。入学希望の方へで紹介している事前知識をもち、修士課程入学の要件を満たす方であれば問題ありません。また医師についても、修士課程で2年間学びなおすために入学される方もいます。
-
統計学に関する事前知識はどの程度必要ですか?
修士課程については統計検定2級程度を目安としています。博士課程については統計学に関連する分野の修士号およびそれに準じる知識がある方を目安としています。入学のための事前学習に関する要件については入学希望の方へをご参照ください。
-
プログラミングの経験などは必要ですか?
科目等履修生、修士課程の学生については、入学時点ではプログラミングの知識は不要です。入学後講義を提供しますので、一緒に身に着けていきましょう。基本的なPCの操作・管理ができていれば問題ありません。ただし博士課程の学生については、SASやRなどの統計解析に利用するプログラミングの経験があることを事前知識の基準のひとつとしています。
-
医学の知識や医療職の免許は必要ですか?
基本的に必要ありません。実際の臨床研究に参加する中で、重要なポイントや枠組みを学ぶ機会はありますが、医学的な基礎知識や資格がなければ困るということはありません。
-
統計学以外のことも学ぶことができますか?
私たちの教室では統計学だけでなく、疫学的な知識や各種規制への対応などを含め、臨床研究全体にわたり必要な知識を身に着けてもらえるようプログラムを準備しています。統計家の視点をベースに、それぞれの専門性を伸ばしてもらいたいと考えています。
-
講義はどのように行われますか?
科目にもよりますが、オンラインでの開講を基本としています。例えば必修科目である「医療統計学 基礎・応用」では、オンデマンドでの動画視聴・課題提出と、オンラインでのリアルタイム質疑応答を組み合わせた方式を採用しており、受講生の生活に合わせて講義を受けやすい環境を作る工夫をしています。 ※科目によって形式が異なりますのでご注意ください。また外部講師が担当する講義についてはオンラインでの開講が難しい場合もありますのでご注意ください。
-
学生も実際の臨床研究に関わることは出来るのでしょうか?
はい。実際の臨床研究のプロジェクトに参加し、教員のもと実践を通じて学びを深めます。当然、貢献があれば論文投稿時の共著者となります。
-
修士・博士課程ではどのような研究ができるのでしょうか?
修士課程では、教員と共に2年間で1つの研究課題に取り組みます。各分野の臨床研究における実務的な問題を解消することを目的とした研究課題や、統計解析における手法の評価や提案などを目的とした研究課題などを取り扱っています。博士課程では、基本的な方針は同じですが、より高度な内容を取り扱います。また教員とともに臨床研究を立ち上げ、その過程で臨床研究のいろはを学ばれている学生もいます。
-
自分の施設で集めたデータの解析ができればそれでよいのですが…
外部で収集されたデータの解析をご自身で行っていただくことは問題ありませんが、修士課程、博士課程ともに、その内容だけで修了要件を満たすことはできません。より深い統計学的な検討を行う、他の研究課題の解析に取り組むなど、教室が提供するプログラムに総括的に取り組んでもらう必要があります。
-
卒業後はどのような進路などがあるのでしょうか?
卒業後は大学の医学部などで統計家として勤務される方もいれば、製薬会社や公的機関に就職した卒業生もおり、進路は様々です。また社会人大学院生の場合には、自身の施設や職場に戻り、学んだことを活用して研究をどんどん進められている方も沢山いらっしゃいます。
-
自己学習に使える教材などはありますか?
-
自分で解析をしてみて困っているのですが…
臨床研究・統計解析一問一答に統計相談でよく頂く質問やお悩みと、それに対する解決案をまとめています。もちろんすべての事例にあてはまるわけではありませんが、簡単なお悩みでしたら解消できるかもしれないので、ご参照ください。解決できないようであれば、統計相談のご利用をご検討ください。
-
外部施設での講義のお願いはできますか?
教員は様々な施設で講義・講演・コンサルテーションなどの活動を行っております。ご契約が必要となりますが、ご希望があればご連絡ください。
-
研究生は受け入れていますか?
研究生の受け入れは行っておりません。博士課程、修士課程、科目等履修生のいずれかの形式でご検討ください。それぞれの課程について詳しくはこちらをご参照ください。
研究&支援について
-
どのような内容を相談していいのでしょうか?
分野問わずご相談ください。無作為化比較試験から既存情報を用いた観察研究まで、幅広く対応いたします。また計画時の症例数計算や、論文を専門誌に投稿したあとのリバイズ対応などについても相談頂けます。
-
臨床研究・統計解析に関する相談はどのように行われますか?
基本的にオンラインでのご対応となります。当日は研究課題の基本的な構造をご説明頂きますので、スライドや研究計画書の草案などの資料をご準備頂けますと幸いです。
-
外部の職員でも相談可能でしょうか?
はい。原則初回の相談(1時間程度)については無料です。ただし2回目以降については相談料金をお願いすることがあります。
-
相談する前に簡単な質問を解消しておきたいのですが…
臨床研究・統計解析一問一答に統計相談でよく頂く質問と、それに対する回答例をまとめています。もちろんすべての事例にあてはまるわけではありませんが、簡単なお悩みでしたら解消できるかもしれません!
-
共同研究をする場合、実際にはどのような支援をしてもらえるのでしょうか?
支援フローに基本的な臨床研究におけるステップごとに、提供できる支援について要約しています。もちろん研究課題やご予算に応じて支援内容は調整可能なので、ご相談ください。
-
外部の機関の職員ですが共同研究の依頼は可能ですか?
もちろん歓迎です。初回面談で内容をお伺いして、状況にあった支援をご提案いたします。支援についてはご契約が必要となります。現在日本全国の先生方と共同研究を行っております。
-
民間企業との共同研究・事業委託も可能ですか?
はい。現在製薬会社をはじめとする多数の民間企業との共同研究・業務受託も行っております。ビッグデータを利用した解析についても、ご依頼を受けておりますので、必要があればご相談ください。
-
学会からの相談依頼も受けていますか?
はい。学会や大きな研究グループからのご相談もお受けしています。規模に応じて契約内容などはご相談となりますので、ご連絡頂けましたら幸いです。
-
REDCapは使えますか?
ご依頼頂ければもちろん利用可能です。大阪公立大学の職員が研究代表者である場合は無料で利用できます。外部の機関の職員が研究代表者である場合は有料となります。構築や管理に不安がある方は、ご依頼頂ければ構築を補助するサービスもありますのでご安心ください。
-
臨床研究を行う際に配慮する規制など、参考にできるサイトはありますか?
研究お役立ち情報に臨床研究を行う上で参考となる外部サイトリンクなどを掲載しています。臨床研究に関する指針などを含め、これから臨床研究を始めたいという方にとって有用な情報が沢山ありますので、ご参考までお願いいたします。