医療統計学とは?What is medical statistics?

データを活用し 医療現場の 問題解決をめざす。

データを活用して医療現場の問題解決を目指します。

医療統計学とは統計学・データサイエンスを医療分野への応用した学術領域のことを指します。患者様から頂いたデータを活用して病気の診断・予測・治療効果の検証を行い、医療現場の問題の解決を目的としています。また電子カルテや保険情報などのビッグデータから新たな発見を生みだし、社会に還元できるよう取り組んでいます。
臨床研究や創薬開発においては、解析だけでなく、臨床研究の計画をデザインすることも医療統計学の専門家の仕事です。私たちは第一線で戦う医療従事者の方々の臨床研究を応援するべく、臨床研究の始まりから終わりまでをサポートしています。また日ごろから臨床研究に関する教育活動や相談会などを行い、臨床研究の基盤を整える取り組みも行っています。

研究支援×教育×手法開発

臨床研究は決してひとりで行うことはできず、様々な分野の専門家が協働することで初めて完成します。各分野の専門家が協働し、より良い臨床研究を築くためには、臨床研究における基本的な考え方を共有しておくことも大切です。そのため、私たちは実際の支援に加えて、医療従事者への臨床研究に関する教育を日々行い、基盤整備に取り組んでいます。
また医療統計学の専門家を目指す学生は経験豊富な教員の指導の下、最先端のコンピュータプログラミングを駆使し、臨床試験やビッグデータなどの実践的なデータの解析を通じて学びを深めています。
さらに、より良い手法を用いて現場を支援できるよう、新たな解析手法や研究デザインを提案するための研究活動にも取り組んでいます。
これらの研究支援・教育活動・手法開発を共に進めることが、将来のより良い臨床研究につながると考えています。