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CASE01 RECT編-大学間連携

研究計画時からの相談が成功の秘訣です!

NKT (II-IIIA期非小細胞肺癌完全切除患者を対象としたαGalCer-pulsed 樹状細胞療法のランダム化第II相試験)

伊藤澄信 先生
独立行政法人国立病院機構本部 総合研究センター 総合研究センター長
順天堂大学大学院医学研究科 客員教授

統計家とコラボして感じたメリットはなんですか?

研究者自身が解析を行うと、どうしても適切な結果が得られなかったり、結果に不適切なバイアスが生じてしまうリスクが排除しきれないように感じることがあります。その点で統計家は「研究者と独立の立場」で結果を導き出してくれる存在であり、研究の内容に沿って適切な解析を行ってくれます。また裁判官と同様、中立的なポジションである統計家の支援があることで、研究者として自信をもって研究結果を公開することができます。

また研究結果を学術誌へ投稿したあとも、査読者からの統計学的な質問に対しても的確に対応ができることも、統計家と協働する大きなメリットだと感じています。

これから臨床研究をしたいと思っている方へひとこと!

研究の計画時に統計解析計画書などを作成しておくことは臨床試験の質を担保するためには非常に大切です。臨床研究を成功に導くためにも、研究の計画段階から生物統計家としっかりと相談されておくことをお勧めします。

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